逗子でCOPETEN

逗子でCOPETEN

”コぺ転”とは、考え方やモノの見方が180度がらっと変わること。都内から逗子に移住してみて感じたコぺ転を書き綴ります。

COPETEN-018 空を見上げながら暮らす

f:id:naokicampbell:20170829080858j:image

「逗子で暮らしてます」と言うと必ず返ってくる言葉が「津波大丈夫?」です。

 

海の近くに暮らすことの価値観をガラッと変えてしまった東日本大震災。そして、熊本の地震で、海じゃなくても土地に根を張って生きる僕らはどこにいたって被災のリスクはあると教えられました。

そういう意味では逗子葉山の民は「なるようにしかならない」と、ある種の割り切りをもって暮らしてる人も多いのかなと思います。※特に海の近くに住まわれている方は

 

僕は先の質問がきた時に僕の悪魔の部分が「高層ビルや旧耐震の建物、なにより多くの人が密集する都心の方が安全なのか?」「そうやって自分の住んでるところと比べて安心を得たいんちゃうか」と思いますが、天使の勢力が強く立派な大人な僕は言葉を飲み込んで胸の内にしまっています。

 

さて、話が脱線していくので閑話休題

 

今朝のこと。

LINEがやけに鳴るなぁと思いスマホを見ると、某国のミサイルが本土を通過したと。これは少しひやりとするものを感じました。

 

個人的には津波よりものすごい速度でどこぞの誰かが恣意的に飛ばしてくる得体の知れないコイツの方が怖いかなぁと。

津波地震発生から到達まで約1時間のタイムラグがあります。 逗子葉山は津波の警戒地区がバンバンありますから、至る所に避難経路などの指示が出ています。

地震発生直後こそパニックになりますし、思うように動けないんだと思いますが、周りの人の安否確認や家屋の倒壊などで動けない状況を除き、ただ自分が逃げること、だけを考えたら1時間のうちに避難することは十分可能性だと思います。いや、そう思いたいところです。

 

しかし、ミサイルはそうもいきません。発射されて数分のうちに個人のスマホを などのデバイスでアラートが鳴るだけでもすごいことだと思いますけど、え?え?本当に来るの?と思ってるうちに着弾ですわ。

 

 しかも、安全な地下に避難して言われても逗子葉山に地下なんてほとんど無いわ!海に砂掘れってか!?

 

まあ、ミサイルについてもあまり神経質になってもしゃーないのですが、逗子の立地的に気になるのは、横須賀基地の存在です。

 

横須賀基地は米軍、海上自衛隊どちらの基地でもあり、有事の際の攻撃の肝となる原子力空母ロナルド・レーガンの母港であり、カレーの街…

 

そんなん絶対叩かれますやん。美味しいカレーあるんですよ?どんなに辛いことあっても美味しいカレーさえあればっていう心理を砕かれるわけですよ??考えただけで恐ろしいですわ!

 

さて、2度目の閑話休題

 

カレーはいったん置いといて、とにかく飛行機雲的な感覚でミサイル飛んでるこのご時世、うん十年に一度の津波よりも高リスクであり、そのリスクと隣り合わせで暮らす街であるのです。

 

それでも結局のところ、じゃあ都心に住んでたら大丈夫なのか?山奥なら大丈夫なのか??確率論的に少しリスクが下がる可能性はありますが、こればっかりは飛ばさない、落ちてこないことを祈るしかなく、津波同様「なるようにしかならない」わけです。

 

以上、なんとなくざわつく心を鎮めるため、自分自身のハラオチ感を得たいがための駄文でした。しかし、電車の車内放送でミサイルって言うんだからすごい時代だなぁ。

 

さて、そんなわけで最後にひとつ。

f:id:naokicampbell:20170829083914j:image

逗子にある「スパイスツリー」のカレーは世界を救える美味しさだと思うから、ミサイルにはカレーを返すくらいの余裕と茶目っ気を見せて欲しいものですわ。